産官学民
徳島県南部総合県民局の古川さん、小西さん、小川さん、細川さん、阿南高専の橋本先生、大田先生と打ち合わせ、17時30分~20時まで。「みなみから届ける環づくり会議」のイニシアティブで8月4日に行った、徳島県南域の流域一斉水質調査について。
この調査は、阿南市の小学校や中学校、南部域の住民500人程度の参加を得て、河川や用水の水質を一斉に測ってみようという試み。環づくり会議のワークショップで抽出した解決すべき課題のひとつが、徳島県の中で最も水質が悪いといわれている打樋川の水質改善。それを行うためには、川が汚れていることにみんなが気づくことが大事、ということで行われた。パックテストを使ってCODとpHを測定した。環づくり会議に参加している日亜化学、王子製紙、大塚製薬ワジキ工場、日本電工は、人と機材を提供してくれて精密な水質調査を行い、パックテストの精度を補完。
僕らの研究室の田村くん、田川くん、梅平くんの3人が8月いっぱいかかって調査結果をGISに入力し、地図化した。その地図をどのようにして住民に還元し、次のプロセスにつなげていくかが、打ち合わせの内容。
新聞への折り込みを使って水質地図を県南域の全世帯(4万戸程度)に配布し、それぞれが住んでいる周辺の水の状態を眺めてもらい、そして、冬に予定されている2回目の調査への参加の動機づけに使うことになった。これが「気づき」のきっかけになり、水質改善のために何ができるのかを、みんなで考えることにつながっていくことを期待。
この調査が実現したのは、阿南高専の橋本先生、大田先生や、南部総合県民局の皆さんの努力の賜物。頭が下がる。予算ゼロから始まったこの活動だけど、このような努力が認められ、少しずつ助成金ももらえるようにもなってきた。本当の成果が見られるのは、まだ先のことだけど、「みんなで何とかやってみよう」という気持ちの環がつながり広がっていくのを感じられることは、とても楽しく幸せな気分にさせてくれる。
産官学民の協働による環境修復やまちづくり。最近、枕詞のように使われるこのフレーズだけれど、その実現に向けては、将来の活動をみとおしたしっかりしたプランと、根気と、楽しみが必要だ。
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