科研 中間報告会
「ニホンジカ個体数の広域的・効率的管理に向けた施策支援システムの構築」 の中間報告会.
2008年度からの科学研究費補助金と徳島大学学長裁量経費で行ってきている研究の中間報告会.
研究目的: 日本の他地域と同様に,徳島県ではニホンジカの増加による生態系の劣化や農林水産業への被害が深刻となっている.こうした被害の拡大を防止・低減していくためには,多様で広域の生態系を対象とする包括的な管理システムを構築し,生態系保全施策に反映していく必要がある.
この課題解決に向けて,本研究では,DNA解析やGPSを利用したニホンジカの移動分散過程把握技術を確立しつつ,遺伝子情報から目撃情報までの様々な情報を統合・管理していくためのGISデータベースを構築し,それら情報を用いた移動分散に係る空間モデルを開発する.そして,情報の収集から,情報の統合・管理,それら情報に基づく広域管理計画の策定に至る一連の施策支援システムとして構築し,提案する.また,管理の実行主体となる猟友会の位置づけを明確にし,猟友会内部,行政内部,そして,猟友会と行政や社会との間での合意形成を支援していく.最終的な目標は,この研究活動をとおして,管理計画から実践までの一連の流れを,徳島県をモデルとして示すことである.
研究過程と将来の方向性の共有を目的として,県の自然管理や森林管理に携わる行政・研究者も交えた意見交換.
日時:13時30分~17時00分
場所:徳島県立農林水産総合技術支援センター 森林林業研究所 3F 中会議室
内容
1.「広域的・効率的管理システムの構築にむけて」 鎌田磨人
2.「GPSを用いたシカの移動分散経路・利用場所等の把握」 森一生 武知宏弥
3.「DNAを用いたシカの移動分散経路の分析(仮)」 山城考 山城明日香
4.「持続可能な生態系管理のための環境ガバナンス像とその実現にむけた段階的な取り組みに関する提案」 小串重治
5.自由討論
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武知(M1)の発表.卒論からの2年間,徳島県森林林業研究所の森さんに現場を教えてもらってきている.そして,この1年間は,この研究所に長期インターンシップで通いつめ,職員の皆さんにかわいがってもらったようだ.今ではシカの気持ちがわかるようになっている.
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