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2009年2月

2009年2月24日 (火)

科研 中間報告会

「ニホンジカ個体数の広域的・効率的管理に向けた施策支援システムの構築」 の中間報告会.

2008年度からの科学研究費補助金と徳島大学学長裁量経費で行ってきている研究の中間報告会.

研究目的: 日本の他地域と同様に,徳島県ではニホンジカの増加による生態系の劣化や農林水産業への被害が深刻となっている.こうした被害の拡大を防止・低減していくためには,多様で広域の生態系を対象とする包括的な管理システムを構築し,生態系保全施策に反映していく必要がある.
 この課題解決に向けて,本研究では,DNA解析やGPSを利用したニホンジカの移動分散過程把握技術を確立しつつ,遺伝子情報から目撃情報までの様々な情報を統合・管理していくためのGISデータベースを構築し,それら情報を用いた移動分散に係る空間モデルを開発する.そして,情報の収集から,情報の統合・管理,それら情報に基づく広域管理計画の策定に至る一連の施策支援システムとして構築し,提案する.また,管理の実行主体となる猟友会の位置づけを明確にし,猟友会内部,行政内部,そして,猟友会と行政や社会との間での合意形成を支援していく.最終的な目標は,この研究活動をとおして,管理計画から実践までの一連の流れを,徳島県をモデルとして示すことである.

研究過程と将来の方向性の共有を目的として,県の自然管理や森林管理に携わる行政・研究者も交えた意見交換.

日時:13時30分~17時00分

場所:徳島県立農林水産総合技術支援センター 森林林業研究所 3F 中会議室

内容

1.「広域的・効率的管理システムの構築にむけて」 鎌田磨人

2.「GPSを用いたシカの移動分散経路・利用場所等の把握」  森一生 武知宏弥

3.「DNAを用いたシカの移動分散経路の分析(仮)」  山城考 山城明日香

4.「持続可能な生態系管理のための環境ガバナンス像とその実現にむけた段階的な取り組みに関する提案」 小串重治

5.自由討論

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Takechi1

Takechi2

武知(M1)の発表.卒論からの2年間,徳島県森林林業研究所の森さんに現場を教えてもらってきている.そして,この1年間は,この研究所に長期インターンシップで通いつめ,職員の皆さんにかわいがってもらったようだ.今ではシカの気持ちがわかるようになっている.

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2009年2月22日 (日)

「第2回 みなみから届ける環づくり会議シンポジウム」のご案内

水環境の大切さに「気づく」きっかけづくりとして

911名に及ぶ地域のみなさんの参加により

身近な川や水路の汚れを自分たちの手で確かめた一斉水質調査

交通渋滞解消とCO2削減を目的に

自家用車の相乗りやダウンサイジング、公共交通機関の利用

駅からのシャトルバス運行などを試みた交通渋滞対策社会実験

みなみからの挑戦は始まっています

次に必要なのはあなたの力

これからのこと、みんなで一緒に考えてみませんか

第2回「みなみから届ける環づくり会議」シンポジウム
     協働の成果、市民参加と還元

     平成21年3月1日(日)13時00分~16時20分
     阿南市文化会館(夢ホール) 視聴覚室

   司会進行 水上雅晴 NPOカイフネイチャーネットワーク理事

1 開会によせて
  阿南市の環境課題とその取り組み
     岩浅嘉仁 阿南市長
  みなみから届ける環づくり会議の挑戦3年間の成果とこれから
     鎌田磨人議長 徳島大学環境防災研究センター教授

2 交通渋滞対策社会実験で得られたもの
  調査背景、結果解釈、概要説明
     加藤研二 阿南工業高等専門学校助教
  参加者の感想、苦労、今後への期待
     森岡和美 王子製紙(株)事務部副部長

3 一斉水質調査で得られたもの
  調査背景、結果解釈、概要説明
     橋本温 阿南工業高等専門学校准教授
     梅平徹也 徳島大学工学部
  参加者の感想、苦労、今後への期待
     小西壽久 徳島県南部総合県民局保健福祉環境部主査兼係長
     徳永博志 日亜化学工業(株)環境本部環境管理室課長
  市民参加者の声
  岡川、打樋川の可能性
     大田直友 阿南工業高等専門学校助教

4 パネルディスカッション
  コメンテータ 鎌田磨人議長 徳島大学環境防災研究センター教授
  コーディネータ 澤田俊明 副議長 (有)環境とまちづくり主席研究員
  パネラー 大田直友副議長 阿南工業高等専門学校助教
         橋本温 阿南工業高等専門学校准教授
         加藤研二 阿南工業高等専門学校助教

5 閉会にあたって
  小松満男 阿南工業高等専門学校長

◆◇ 問い合わせ先 ◇◆

徳島県南部総合県民局保健福祉環境部環境担当内
「みなみから届ける環づくり会議」事務局
電話0884-28-9858
ファクシミリ0884-22-6404

パンフレットのダウンロードは→ 「2nd_wdukuri_sympo.pdf」をダウンロード

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打合せ そして 打合せ

◆ 卒業判定資料づくり 14時30分~19時

 明日は卒業判定を行う学科会議.その資料づくりを技術職員の井上さんと.. 休日にもかかわらず,井上さんは出てきてくれた.ありがたい.

 100人ほどの学生の単位取得状況を確認し,判定していく.気が抜けない作業.

 2年間務めてきた教務委員の仕事も,これが最後.やっと解放される!

◆ 「徳島県希少野生生物の保護及びその継承に関する条例」啓発のためのシンポジウム打合せ 19時~20時

 3月29日(日) 13時~16時30分 徳島大学工業会館にて開催予定のシンポの打合せ.徳島県自然共生室からの委託を受けて,NPO法人徳島保全生物学研究会が企画・運営.

 今回は,希少野生生物の保護区に指定された「旭ヶ丸」の管理を中心に,保護区を地域資源として活用し,協働の枠組みを構築していく道筋について話題提供していく予定.詳細が決まったら改めて案内しますので,ぜひご参加ください.

◆ 「みなみから届ける環づくり会議」シンポジウムの打合せ 20時~21時,梅平くんと.

 環づくり会議の主催で実施した,県南域の流域一斉水質調査.梅平くんは,その結果のとりまとめと,解析を卒論として取り組んできた.その様子は,梅平くん自身によって,研究室のブログでも紹介されている.

 3月1日(日)に開催されるシンポジウムで,解析結果を梅平くんが発表する.彼にとっては,ほんとの意味で卒論の集大成.どれだけわかりやすいプレゼンテーションにするか,そして,環づくり会議メンバーや地域の方々のやる気を引き出せるか.そのための方針を話し合い,資料作りにとりくんでもらう.25日の夕方に,最後の打合せをすることになった.

 僕たちの研究室の一つのモットーは,地域での取り組みに密着した仕事をすること,そして,その成果を地域に還元する機会を持つこと.学生たちの責任も重いが,やりがいを感じてくれている.

 梅平くんの勇士を見るのが,楽しみ.

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2009年2月13日 (金)

卒論発表会

博士論文公聴会,修士論文公聴会,卒業論文発表会と,今までの集大成の発表が続いていた.

ようやく終わって,一段落.僕もヘロヘロになりましたが,楽しかった.これから修正がありますが,とりあえずご苦労様でした.

◆ 2月11日(水) 博士論文公聴会

 原田悦子 「湿生・水生希少植物生育地の保全・再生適地を抽出するための階層的スクリー二ング手法に関する研究」

 荒廃がすすむ湿地生態系の保全・再生を優先的に行うべき場所を抽出するための手法を提案した。その特徴は、1)博物館等に蓄積されている標本情報と、行政等の公的機関等に蓄積されてきている数値情報等を用いて、希少湿性・水生植物が本来の生育可能範囲を潜在的生育適地図として作成し、2)次に現在の土地利用に係る地図情報等を用いて、種多様性が高く残る可能性のある地域を抽出し、3)現地調査を行うべき場所を絞り込んだ上で、その妥当性を検証するということである。

 本研究では、徳島県全域を対象として上記手法を用いて、具体的な保全・再生適地を抽出し、提案された手法の妥当性を示した。これにより、生物種の分布が明らかになっていない場合も、かなりの精度で重要な場を推定することができるようになる。そして、抽出された地域を重点的に調査することが可能となり、再生・保全適地を選定するための労力、時間、経費を大幅に削減することができるようになる。

◆ 2月12日(木) 修士論文公聴会

 山下敬吾 「官民協働による地域の自然資源活用型砂防事業の展開と評価」

 本研究は、「防災」・「経済」か「環境」か、という土木事業上の二項対立を超えて、「安心して生活できる地域」の構築に貢献していくための計画手法を提案したものである。
 まず、斜面崩壊の起こりやすい場所を広域的に推定する手法を開発し、樹林の違いによる斜面崩壊リスクが異なることを示した上で、徳島県域のリスク推定図を作成し、それと徳島における自然再生方針を示した「とくしまビオトーププラン」とをオーバーレイすることで、自然林型の樹林に転換しつつ砂防事業等を実施していくべき場所を抽出した。
 次に、実際の砂防事業現場での防災・環境教育の実施をとおして、地域コミュニティの自立的運営による持続的な防災・環境改善活動へと発展させていくためのプロセスを計画するための手法を提案した。
 最後に、上記2つの計画手法を統合し、計画立案から地域の自立的運営による防災・環境改善活動に至るまでの道筋そのものをデザインするための考え方を、プロセス・デザインとして提案した。

 山下君は,社会人修士.2年間の休学を経て,今年がラストチャンスだった.自らが業務で手掛けた仕事を評価したもの.ラストスパートは見事でした.

◆ 2月13日(金) 卒論発表会

 その様子は,梅平くんによって研究室のブログで報告されています.

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