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2009年3月29日 (日)

シンポジウム「絶滅危惧種を守るために-保護区の指定と協働による地域づくり」

NPO徳島保全生物学研究会と徳島県自然共生室によるシンポジウム。

今年度、佐那河内村の旭が丸に希少種の保護区が設定された。その保護区を地域の資源とし、地域とともに活用していくための枠組みを考えること、また、そのための「佐那河内いきものふれあいの里ネイチャーセンター」の役割を考えることが目的。

ネイチャーセンターは県が設置している施設で、今は佐那河内村が指定管理者となっている。県の自然保護の中核施設として機能すべきなのだけれど、当の県は全然そんな気持ちを持っていないように見える。。 ネイチャーセンターのおひざ元でもある旭が丸に希少種保護区が設置されたことを機に、その目的を果たせるようになってもらいたい、というのが僕の願い。

そのためにも、保護区が地域の宝として認識されるようになっていく必要がある。

ゲストは、山門水源の森の藤本さん。2年前の希少種シンポの時にもきてもらったけれど、再度、山門での「湿原」という自然を、社会的に資源化し活用するしくみを学ばせてもらった。

小串さんの提案で、NPOで「山門水源の森」ツアーが企画されることになった。

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絶滅危惧種を守るために‐保護区の指定と協働による地域づくり‐

「徳島県希少野生生物の保護及び継承に関する条例」.この条例は県民のみなさんからの提案で,現在絶滅の恐れのある野生生物を保護することができるものです.県民から提案できる条項があるのは,全国でも徳島県と京都府だけです.このような徳島が全国に誇れる先進的な条例も活かさなくては,“もったいない!”.

シンポジウムでは,この条例を活用した県内初の保護区・旭ケ丸の取組の現状と地域資源の利活用による保全の取組を続けられている山門水源の森(滋賀県)での事例などをお話いただきます.山門水源の森は全国でもっとも有名な森のひとつです。徳島の野生生物の保護・保全についていっしょに考えましょう.

参考URL:山門水源の森

      http://www.digitalsolution.co.jp/nature/yamakado/

開催日時:3月29日13:00~16:30
場  所:徳島工業会館 2F メモリアルホール
      http://www.e.tokushima-u.ac.jp/article/0012897.html
      http://www.e.tokushima-u.ac.jp/article/0013936.html
入 場 料:無料・先着 120名
主  催:徳島県自然共生室・NPO法人徳島保全生物学研究

プログラム:

13:00~  開会の挨拶

            大西敏文(徳島県自然共生室室長)

13:05~  趣旨説明

            市原眞一(いきものふれあいの里ネイチャーセンター)

13:15~  徳島県の希少種保護条例‐「旭ヶ丸」の保護区指定に

      ついて

            中山裕美(徳島県自然共生室)

13:35~ 「旭ヶ丸」における希少種保護活動の取組みと課題

            市原眞一(いきものふれあいの里ネイチャーセンター)

14:05~ 「旭ヶ丸」を地域の宝とするために―協働の枠組みと

      ネイチャーセンターの役割

      島 博司(NPO 法人市民未来共社)

14:35~ 休憩

14:45~ 先進地の取組み紹介―山門水源の森における希少種の

      保護と協働の枠組み

      藤本秀弘(山門水源の森を次世代に伝える会 事務局長)

15:25~ 休憩

15:35~ パネルディスカッション

      藤本秀弘(山門水源の森を次世代に伝える会)
      島 博司(NPO 法人市民未来共社)
      市原眞一(いきものふれあいの里ネイチャーセンター)
      仁木龍祐(徳島県自然共生室)
      大田直友(阿南高専/NPO徳島保全生物学研究会)
      鎌田磨人(徳島大学/NPO徳島保全生物学研究会)

16:25~ まとめと閉会の挨拶
      鎌田磨人(NPO徳島保全生物学研究会理事長)

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