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2009年6月 4日 (木)

ゼミと研究打合せ

3日。16時,染矢さん(アジア航測)が来学。18時30分~21時,ゼミで,染矢さんが関与している,環境省の植生図作成についてのレクチャー。環境省が蓄積してきている植生調査資料を用いて,国土のモニタリング手法を構築していくための仕事を,研究室をあげて実施していくための予備知識をみんなに提供してもらう。

22時~ 家で飲み会。飯山さんが合流。二人とも広島大学の中越さんの研究室で研究した仲間。3時まで語る。

4日。10時~17時,研究方針について打ち合わせ,討議。竹村(M2),宮本(M1),伊川(B4),前田(B4)が参加。

宮本が進めている国土の土地利用変化に関する類型手法の構築に加えて,環境省の植生図GISを用いた竹林の潜在的分布域とそれを用いた拡大範囲予測モデルの構築,植生調査資料を用いた林冠構成種(主にブナ科)の生育範囲と作成された植生図との整合性について検討することに。かなりハードルは高いけれど,こうした技術開発をとおして,国土を合理的にモニタリングしていく手法についての見通しをたてられればと思う。

宮本が,今,必死に取り組んでいる研究を少しだけ紹介。

日本の国土は,森林,草地,農地(水田,畑地),宅地に大別でき,里地里山景観は,これらのモザイクとして特徴づけられる。これら土地利用の変化は,過疎化による草地や農地の森林化と,都市化による森林,草地,農地の宅地化に大別できるだろう。それを前提として,1976年と1997年の土地利用100m細分メッシュ(国土地理院), 1980年と1995年の国勢調査による人口データ(総務省)を用いて,土地利用の変化パターンを類型化しようとしている。

1)日本全域を2次メッシュ(10km x 10km)に分割し,土地利用については,水田から森林,宅地となった面積,水田以外の農地から森林,宅地となった面積,荒地(草地)から森林,宅地となった面積,森林から水田,水田以外の農地,荒地(草地),宅地となった面積,1976年の水田,水田以外の農地,荒地(草地),森林,宅地それぞれの面積を集計した。次に,これら15変数を用いてModel-based Clusteringにより類型化する。

2)人口については1980年のメッシュ内の人口,および,1980年から1995年の間の人口変化率を2次メッシュで集計し,それら2変数を用いてModel-based Clusteringにより類型化する。

3)そして,土地利用変化で類型化され抽出された地域と,人口変化で類型化され抽出された地域との対応付ける。

この成果は,6月27日の景観生態学会(新潟大)で発表される。楽しみ。

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