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2010年8月24日 (火)

Science in Society - a challenge in Japan

社会技術研究開発センター主催、「社会のための科学技術」という観点での国際シンポジウム、“Science in Society  - a challenge in Japan”、東京秋葉原のアキバホールにて。

僕たちが行っている研究プロジェクト、「地域主導型科学者コミュニティの創生」(代表;佐藤 哲)を含む、「科学技術と人間」研究開発領域、8つのプロジェクトの現時点での到達点について話し合おうとするもの。

村上陽一郎先生の「科学と社会」に関する、わかりやすいイントロダクション。

19世紀、科学者の好奇心に基づく活動に支えられた、内部での自己完結的な科学者共同体が成立したということ。それは、クライアント不在であり、すなわち、外部と断絶した社会との関係性が希薄な活動であったこと。

1940年代になって、“戦争のための科学”によるアメリカの科学総動員体制によって、クライアントが出現したこと。それが、社会と科学の出会い。

行政や産業が科学成果を自分の目的に利用するようになること、そのことによって、科学が一般の人の“生”に関わる大きな力を及ぼし得る力(パワー)となったこと。

今、一般の人をアクターとする“科学の使い方”が、新しい社会的イシューとなっていること。そのために、課題の発掘、可能な対策の提案、提案の社会への応用、が求められているということ。

僕たちのプロジェクトは、このような背景のもとで実施されている。

佐藤さんから、プロジェクトについての熱のこもった説明。それぞれの地域では、環境課題を解決するために、さまざまなアクター、ステークホルダーが関与しながらネットワークを構築し、また、その関与の在り方を動的に変化させてきている。プロジェクトが目指す一つの到達点は、そうした動的ネットワークを結びつける、メタネットワークを構築するということ。

鹿熊さんの推薦でコメンテータとして来日してもらった、マイケル・P・クロスビー(米・ジョージメイソン大学研究・経済開発担当 副学長)さんのコメントは、“Fantastic!!”。クロスビーさんは、漁業資源管理のためには、漁業者自らによる管理方針の決定と履行が重要だと考え、そのために科学や科学者がどのような役割を果たすのかを考え、実践してきた方。僕たちが構築しようとしている枠組みは、日本のみならず、世界、特に開発途上国で使えるようにしていくべきとのコメントも。

来月、9月18日(土)、19日(日)に、「地域環境学ネットワーク」の設立シンポジウムを開催する。興味をお持ちの方は、ご参加ください。

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総合討論で、佐藤さんがスクリーンに大写しになった時は、ちょっとひいてしまった。。

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