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2011年9月

2011年9月21日 (水)

台風15号

20日、県庁での会議が終わって外に出たら大雨。止めてあった車まで歩く間に大濡れ。車のって動かし始めたところで小雨に。。 大学に返ってきたらやんだ。昨日から強い雨が降ったりやんだりの繰り返し。

激しい雨がとおりすぎた。徳島市の19日から今朝5時までの雨量は570mm。記録史上、最大の降雨量をだったらしい。あちらこちらで冠水している映像が流れていた。

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2011年9月18日 (日)

吉野川源流の森 森の健康診断

10月2日に高知県の本山町、大川村、土佐町で実施する森の健康診断。水資源機構のバックアップにより、吉野川の水を享受している徳島、香川の下流域住民を集めて、源流域の人工林を調べながら、自らが森の状態に気づいていくためのしかけ。上勝町、千年の森ふれあい館の原田さんのマネジメント。

今日は、実施に向けた打合せ。13時30分〜17時、徳島大学にて。

9月4日と15日にはリーダー勉強会が上勝町で開催され、チームリーダーの養成が行われた。現在の申込者数は、一般参加者、リーダー、スタッフを含めて、徳島、香川両県から63名とのこと。当日は、1チームが2地点、計18地点での健康診断を予定。僕たちの研究室のからは、学生2人がサブリーダーとして参加。

スケジュールや配布資料の確認、当日のスタッフ役割分担について。会場設営、看板設置、駐車場係、受付、開会挨拶、全体進行、趣旨説明、閉会挨拶、本部詰め、など。

健康診断実施後のデータのとりまとめなどが僕たちの研究室に期待されている役割なのだろうけど、実施後のスケジュールについては何も決まっていない。この活動のゴールや、それに至るロードマップも共有されていない。第1回の森の健康診断の実施後の早い段階で、それらを話し合い、共有していくためのミーティングが必要。

生物多様性とくしま戦略タウンミーティングを動かしているこの期間、僕自身の動きをつくるのも結構たいへん。。 10月2日の森の健康診断当日は、僕には大きな役割はないみたいなので、阿南市で開催される、まち・里に関するタウンミーティングへの参加を選択。

森の健康診断を始め、様々な地域で協働で取り組まれている活動を、生物多様性とくしま戦略の中で関連づけて連携していけるようにすること、情報を共有して皆が使えるようにすること、そのための仕組みを考えることが僕の課題。

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2011年9月17日 (土)

兼六園

朝、兼六園。高低差を使って作り出される、さまざまな水の表情。音の風景。

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◆ 兼六園からふらふら歩いて近江町市場。近江町食堂、海鮮丼。11/09/17 13:20

◆ まちバス、というのがある。金沢ショッピングライナーって書いてるから、商業地区を周回してるのかな。100円。  11/09/17 13:35

◆ サンダーバード、大阪へ。帰ります。充実した日韓セミナーでした。尾花さん@名古屋大のマネジメント、辻本先生のイニシアティブに感謝。ありがとうございました。 11/09/17 14:20

◆ 大阪。強い雨、暗い夕暮れ。これからバスで徳島へ。 11/09/17 17:35

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2011年9月16日 (金)

祝! 応用生態工学会ポスター賞 - 乾さん

応用生態工学会による懇親会場で、ポスター賞の発表と表象。僕たちの研究室の乾さんが受賞。おめでとう!! 本人もうれしそうだったけど、僕もうれしかった。学振研究員として、わざわざ僕たちの研究室にきてくれたかいがあったという感じ。

「九州における汽水性希少ハゼ類の分布パターンと流域特性」
 乾 隆帝・竹村紫苑・ 大橋 順・鬼倉 徳雄・鎌田 磨人

圧倒的なフィールドデータをもとに、その分布パターンを決める地形特性などをGISで解析したもの。

乾さんの共同研究者、井原さんもポスター賞をとり、乾さんはダブル受賞となった。すばらしい!! 懇親会に来られなかった井原さんの代理で、乾さんが賞状を受け取った。

 「ダム湖における国内外来魚ハスの出現予測 ―公開情報による出現予測と実調査データでの補正―」

 井原 高志・乾 隆帝・ 大畑 剛史・鬼倉 徳雄

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◆ 応用生態工学会による懇親会。金沢城内の五十軒長屋にて。金沢市の市長の挨拶。ここで懇親会を開催できることなど、めったにないとのこと。それにしても暑かった。 

◆ 懇親会前、ライトアップされ夜間開放されていた兼六園を、都築さんたちと駆け足で見物。ライトアップされた灯籠など、美しかった。

◆ 懇親会の席で、ある偉い先生から応用生態工学会の中での日韓セミナーの位置づけを考えよと言われた。何度か提案してきたけどなぁ。どんなチャンネルで、どんな手続きを踏ばいいのかわからない。意思決定のあり方の不透明性は、どんな組織でもメンバー内での不安と混乱を招く。

◆ 懇親会は早めにぬけて、柳井さんの案内で二次会へ。途中から、懇親会での万歳三唱の役割を終えた中村浩二さんが合流。金沢大の能登学舎のことなどについて話しながら、楽しい時間。増澤さん、伊勢さん、丹羽さん、Chenさん、竹村らと。

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第9回日韓セミナー 名取川エクスカーション

日韓セミナーの一環で、手取川流域のエクスカーション。辻本先生(名古屋大)のガイドで、国交省の事務所の方々も同行し、説明してくれた。辻本先生は、13年間、金沢大にいたとのこと。

手取ダム。最大流入量2400m3/secに対して1600m3の放流量。最大800m3のピークカット。今年5年ぶりにゲートあけて放流したとのことだから、ほとんど洪水のおこらない川になってるってことかな。60m3/secが2km下流の発電所にまわされ、最大70m3が農業灌漑にまわされる。そして、1m3の環境維持放流。

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手取渓谷、綿ケ滝。手取川が刻んでつくった河岸段丘から、いくつもの滝が流れ落ちる。

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道の駅、一向一揆の里でお昼ごはん。手打ちそば。美味しかった。

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白山神社、参道の立派な杉。天然記念物に指定された古木も。

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手取川、基本高水流量6000m3。河床低下によって柔らかい凝灰岩の基岩が露出。基岩の浸食を防ぐための床どめ工を平成20年から実験的に実施。

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礫砂州上のアキグミ群落。10年以上前、ここで書かれた論文を参考にしながら、那賀川や吉野川でのアキグミ群落の拡大について調査した。一度は見てみたいと思っていた場所。やっと念願がかなった。手取川河口から3kmのあたりは、那賀川下流の雰囲気に似ている。

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河口。エクスカーションの終着地。ダムや土砂採取によって海に流れる土砂が減り、結果として痩せた海岸砂浜。砂浜を取り戻すための離岸堤。

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◆ 昨晩は韓国の人たちとの宴会後、沖縄から学会に参加している神谷さんと宮良さんとの飲み会に合流。マングローブ林での調査のこと、沖縄の自然再生事業の進みぐあいなどについて話しながらの楽しい時間。ちょっとのみすぎたかな。今日は今から、日韓セミナーの一環で手取川流域エクスカーション。 11/09/16 9:08

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2011年9月15日 (木)

第9回日韓セミナー

第9回日韓河川生態工学セミナー。徳島で第1回を開催してから9年。旧知となった人たち。午後のセッションの座長を急にふられても、最後のパネルディスカッションのパネラーに突然指名されても、気軽に対応できる。パネラーは、若干たいへんだった。
パネルディスカッションでは、河川生態系の保全・再生に向けて、これから考えていくべきことについて議論。僕からは、「生態系サービス」の概念が、生態学からの知見と、工学の知見とをあわせ、保全・再生の必要性や目標を社会で共有していくために重要、との意見を述べた。これが採用され、来年の第10回セミナーの主テーマとすることが、Wooさんから提案された。

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僕たちの研究室からは、竹村(D2)が発表。沖縄、奥首川マングローブに対する橋建設とダム建設の影響について。この2日間に随分と練り込み、練習したみたいで、落ち着いた語り口。しどろもどろではあるけど、質問にも答えて終了。ごくろうさま。

「Influence of dam construction and river-mouth alteration on mangrove habitat in the Okukubi River, Okinawa, Japan」 by Shion Takemura, Yoshihisa Akamatsu, Mahito Kamada

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◆ 明日、金沢に移動。あさってから応用生態工学会の中の自由集会として開催される、第9回日韓河川生態工学セミナーに参加。発表する学生は、今日、見切り発車で先に行ってしまった。がんばって仕上げておいてください〜 11/09/13 21:13

◆ 快晴の金沢。バスにのって金沢学院大学へ。ダウンロードしてきた時刻表に示されてる終点と違うぞ。学院大の手前までしかいかないみたい。 11/09/15 9:34

◆ 会場が思ってたより遠く、朝から大汗かきました。 11/09/15 10:25

◆ 朝も夕も、金沢学院大学の長くて急な坂を歩くことになってしまった。バスは金沢駅まで30分くらいだけど、390円。たかっ… 11/09/15 19:17

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2011年9月10日 (土)

生物多様性とくしま戦略タウンミーティング in 東祖谷

奥山・里山部会の運営によるタウンミーティング、「剣山・三嶺の自然と恵み」。東祖谷の丸石パークランドにて。会場までは片道2時間30分の道のり。
53人もの方々が集まってくれた。当初の予定を裏切る、うれしい悲鳴。急遽、テーブルを1つ増やし、スタッフの中からファシリテータと記録者をつけて実施。運営者側のスキルもどんどんアップしてきている!

以下、暮石部会長からの報告。

1.参加者   53名(+スタッフ14名)
 徳島森林管理署、県、三好市、美馬森林組合、東祖谷森林組合の各職員。県山岳連盟、県勤労者山岳連盟、剣山クラブ、三嶺の自然を守る会、剣山ヒュッテ、一ノ森ヒュッテ、東祖谷てんごの会(村おこしグループ)、シカ食害に詳しい東祖谷住民など27名
建設会社関連(東祖谷3社、木屋平1社、脇町1社)から26名

2.進行
 「戦略タウンミーティング プログラム・概要」に沿って進行。山部会共有情報は、「剣山 いま・むかし」 県自然保護協会森本会長。WSは3テーブル準備していたが、予期しない多くの参加者のため急きょ別室に1テーブル増。今回は、進行、記録係に補助係を1名付ける。午後4時30分終了をめざしたが、最後のグループ発表の際に2部屋間の移動などに時間を要し、前回の上勝と同じ午後4時50分終了。

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◆ 奥山・里山部会が上勝で、まち・里部会が徳島市で実施したタウンミーティングの結果をエクセルに入力・まとめて、それぞれの部会に発送。部会内での確認を経た後に澤田さん提案のフォーマットにまとめて報告書にしてもらう。報告書ができたら、随時、タウンミーティングのホームページに掲載予定。すべてのタウンミーティングの結果の入力は学生が手伝ってくれていて、抽出された市民が守ったり利活用したいと考える生きものや場所・伝統的な文化等、そしてそれを妨げるもの(課題)を構造化・分析して卒論にまとめてもうらう予定。 11/09/14 9:38

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2011年9月 7日 (水)

生物多様性とくしま戦略策定連絡会議

生物多様性とくしま戦略策定連絡会議。徳島大学、18時45分〜22時。
奥山・里山部会が上勝で、まち・里部会が徳島市で実施したタウンミーティングの様子を共有。タウンミーティングに来られなかった人たちからの意見収集の方法について、そして、タウンミーティングのワークショップの結果の共有方法について。

なかなか合意がとれなかったけれど、TMのとりまとめの流れは次のような感じになる。
1)部会によるWSの運営、課題抽出
2)WS後、その場で記録係が内容を確認、徳島大に模造紙を提出
3)徳島大で結果の入力
4)結果を部会長(部会)に送付
5)部会内での再確認
 5-1)問題があれば修正のうえ、修正された結果を徳島大に送付
 5-2)問題なければその旨、徳島大に回答
6)部会内の担当者が、内容確認された結果をフォーマットに従い報告書としてまとめる
7)全体に配信、結果の共有
8)事務局は報告書をタウンミーティングのHPに掲載

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◆ 午後、みなみから届ける環づくり会議の竹林部会。新しい公共の助成金を使った協働による竹林管理社会実験の進め方について。夜は、生物多様性とくしま会議の奥山・里山部会。10日に東祖谷の丸石パークランドで実施するタウンミーティングの運営について。 11/09/06 10:36

◆ 午後、ニホンジカに関するシンポ開催の打合せ。そして学内の委員会。夜は生物多様性とくしま戦略策定連絡会議。 11/09/07 8:54

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2011年9月 4日 (日)

生物多様性とくしま戦略タウンミーティング in 徳島市

まち・里の生物多様性に関するタウンミーティング,台風のあとで集まりが心配だったけど,45人もの方が参加してくれた.4つのグループに別れてのワークショップで,1)守りたい生きもの・場所・生活の知恵.2)利活用いたい生き物・場所,3)課題の抽出.

活気に満ちた意見交換,全体での意見共有.今日の最年少参加者は,高校3年生.グループの代表として,ワークショップ結果を披露してくれた.頼もしい.

<主な参加団体>
1.NPOなど
   NPO法人 新町川を守る会
   NPO法人 市民未来共社
   NPO法人協働プランニング
   徳島市ecoリーダー会
   徳島城址を愛する会
   ビオトープ気延の里
   ほっとこもれび隊
   みどり5
2.行政関係者
   徳島県環境総局次長
   徳島市役所
3.マスコミ
   徳島新聞、読売新聞

<参加者人数>
   参加者    45名(マスコミ2名含む)
   スタッフ      12名(FC、R,カメラ、全体運営、県2名等)
   総参加者  57名

---朝波氏@まち・里部会長からの報告---
まち・里部会のタウンミーティングは45名もの参加があり、会場が狭いとの指摘をいただくほど、盛況のうちに終わりました。 笑いあり、拍手あり、感嘆あり。。。
たくさんのご意見をいただきました。いっぱいの課題の抽出もできました。 ご協力いただきましたみなさま、こころより感謝もうしあげます。

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2011年9月 2日 (金)

FMびざん「3Bの鉛筆」 いきもの多様性

いつの間にか段取りされていたFMびざんのラジオ番組「3Bの鉛筆」に出演.生物多様性や、とくしま戦略づくりについて.話の相手をしてくださったお二人方は住職さんで,その一人は芸術人類学の方.生物多様性そのものについての話より,それを通した暮らしや文化の多様性,生き方についての話に,楽しかった.

「3Bの鉛筆」 スケッチ オブ トクシマ

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◆ 明日予定されていた川・海.汽水に関する生物多様性とくしま戦略タウンミーティング,10月23日に延期になりました.13時30分から,牟岐町海の総合文化センターで. 11/09/02 13:42

◆ 兵庫,すごい. RT @niwa_hideyuki: もう条例化。さすが動きが速い!RT全国初 総合治水を条例化へ 兵庫県 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004424628.shtml via @kobeshinbun 11/09/02 12:16

◆ 徳島,台風通過中.家の中に響き渡る強い雨の音. 11/09/02 22:45

◆ こちらこそ,ありがとうございました,楽しく話できました.ブログも要領よくまとまてくださり,ありがとうございます.RT @bacchirin: @fumicaca 台風すごかったですね。きのうは雨風の中ありがとうございました。 11/09/03 15:56

◆ 台風一過,静かな夜.滞らせていた2つの論文査読,終了.遅延行為で退場させられても仕方ないところ.今後,出場停止にしてくれたらありがたいのだけど.. 明日は,まち・里の生物多様性についてのタウンミーティング. 11/09/04 3:08

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2011年9月 1日 (木)

生物多様性とくしま戦略策定連絡会議 役員会

生物多様性とくしま戦略策定連絡会議の役員会(事務局会議).ロゴの選定.そして,タウンミーティングについて,部会間のすりあわせ.次から次と,共有すべき情報,合意すべき事項が出てくる.なんとか2時間で終了.あさってに予定されていた川・海・汽水に関するタウンミーティングは,台風のため延期.

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