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2012年2月 6日 (月)

学位論文公聴会―荒木田さん

僕の学生の荒木田さんの学位論文公聴会。

「シギ・チドリ類の生息地管理に向けた広域モニタリングデータの活用手法の開発」

干潟等の沿岸域生態系の保全・管理を推進していくため、それらの場所を生息地として利用しているシギ・チドリに関する広域モニタリングデータを用いていくための手法開発を行なった。すなわち、環境省主導で実施されている「モニタリングサイト1000」により、全国135地点で蓄積されているシギ・チドリの個体数、分布データ、及び調査地の概況データを用いて、以下のように検討が進められた。
1)    モニタリングが実施されている調査地内の環境面積を用いて、サイトの類型化を行い、地図化した。
2)    「湾ユニット」という地形ユニットを新たに開発し、湾の地形を空間階層的に評価することで、閉鎖性の高い海域に立地する干潟の立地ポテンシャルを推定した。
3)    調査員によって定性的なメモとして記録されてきた「調査地の現況」に関するデータの活用手法を開発した。すなわち、それらデータを一度集約した上で、調査員にフィードバックする形でのアンケート調査を行って、シギ・チドリ類の生息地劣化を引き起こす要因を抽出した。そして、研究者へのアンケートで要因の構造化を行なった。
4)    モニタリングサイトの後背地の土地利用面積を開発圧の指標として用い、サイトの開発圧を類型化して、地図化した。
5)    これらの結果をもとに、沿岸域における生息地保全・管理の方向性を検討するとともに、今後のモニタリング調査のあり方についての提言をまとめた。

とてもいい論文だと思います。研究過程では、三橋さんに面倒をみてもらいました。ありがとうございました。

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