シンポジウム・講演会 等

2009年7月13日 (月)

国土交通大学校 河川環境研修

東京都小平市にある国土交通大学校での河川環境研修。主に国土交通省で河川管理を担当する係長級の方向けの研修らしい。いくつかの県からも何人かいらっしゃっていた。

7月6日~17日の間,河川環境について様々な側面から学ぶのだという。

講義内容: これからの河川環境管理,河川技術者のあり方,地球環境とビオトープネットワーク,河川環境行政の現状と課題,治水と環境の調和した川づくり,河道のインパクト・レスポンスと河川環境,河川環境の捉え方,河川環境の目標設定(環境目標・評価方法),多自然川づくりの技術,正常流量,河川水辺の国勢調査,河川景観の形成と保全,河川環境整備事業の便益評価,流域管理論,河川空間における生物の多様性,河川環境と魚類,河川生態系の予測評価

おそらくここで学ぶ係長級の方々は土木系の出身で,生物や生態学はほとんど学んだことはないのだろう。こういう研修をとおして,一歩ずつでも日本の河川の豊かさにつながっていけばいいなあと思う。

僕の担当は,15時15分~17時15分の2時間,「河川生態系の予測評価」について。

 1) はじめに - 生物多様性が持つ意味

 2) 生物多様性・生態系保全に向けた国の動き

 3) 生態系のアセスメントとモニタリング

 4) 河川事業による河川生態系の変化-マルチスケールな見方
     -ダム建設
     -砂利採取による河床低下
     -河床の複断面化

 5) 河川定期横断測量と水辺の国勢調査を用いた生態系長期

    モニタリングのすすめ

 6) 侵略的外来種シナダレスズメガヤの繁茂を抑制するための

   考え方

 7) 「こっちにもあるから大丈夫」ではない―メタ個体群

 8) 順応的管理と行政,研究者・技術者の役割

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2009年5月31日 (日)

マリンピア人工海浜の利用ルールの模索

シンポジウム「マリンピア沖洲人工海浜の現状―民官学協働による利用ルールの提案にむけて」,13:00~17:00,徳島大学工業会館2Fメモリアルホールにて。

NPO徳島保全生物学研究会,徳島大学環境防災研究センター,徳島県港湾空港企画課の共催。

<趣旨> マリンピア沖洲人工海浜は,埋め立てられて消失する希少種ルイスハンミョウの生息地の代償として作られました.2010年春の完成に向けて,ルイスハンミョウの保護を優先しつつ,人がどのように利用するかが課題となっています.本シンポジウムでは,様々な角度から人工海浜の現状を明らかし,徳島保全生物学研究会と徳島県が協働した今後の取り組み予定を紹介します.最後にパネルディスカッションを行い,人工海浜一般解放後の利用のあり方や課題について討論を行います.

1.人工海浜の概要,ルイスハンミョウの現状(大塚弘之・徳島県港湾空港企画課)

2.植生から見た人工海浜の現状(澤田佳宏・淡路景観園芸学校)

3.底生生物から見た人工海浜の現状(大田直友・阿南高専/徳島保全生物学研究会)

4.マリンピア沖洲事後調査計画検討部会による現状の評価(中野晋・徳島大学環境防災研究センター)

5. 徳島保全生物学研究会と徳島県港湾空港企画課による今後の取り組み(渡辺雅子・阿南高専/徳島保全生物学研究会)

6.課題抽出(パネルディスカッション司会:鎌田磨人・徳島大学環境防災研究センター/徳島保全生物学研究会)

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↑ 大田さんによって示された課題

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↑ 渡辺さんによって示されたロードマップ。頼りにしていた環境省からの助成金が流れて,ロードマップに迷いが。。 このあとの県の港湾空港企画課とNPO徳島保全生物学研究会との話し合いで,ヒアリング,アンケートをもとに関係者分析を行い,関係する人を集めたたワークショップを行い,人工海浜の利用ルールのシナリオを提案していくこととなった。

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2009年5月24日 (日)

「野草ピザ」と「千年の森勉強会」

千年の森ふれあい館で,手造りのピザ釜でつくるピザを食べる会。トッピングの材料は,周辺でつんできた野草。ヨモギはおいしかったぁ。 けど,カラスノエンドウは。。

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詳しくは,千年の森のブログと,研究室のブログで。。。

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その後,森づくりにボランティアで参加してくださっている方を対象にした「千年の森づくり」についての勉強会。僕は,「千年の森」の理念や,計画手法について講演。何度,話してきたことだろうか。。 当初,何をやろうとしていたのか,そして,どんな取り組みがあって今に至っているのか。それを忘れないように伝え,今を評価するのに役立ててもらうのが僕の役割。

源さん(M1)は,昨年度に花巻くんが卒論でやったモニタリング結果を報告し,ブナの補植の必要性を説明。源さんの発表はいつ聞いても堂々としていて,安心できる。

みんな一生懸命に聞いてくれて,真剣な質疑。それだけ熱心に取り組んでくれているということ。ありがたい。

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そして,勝瀬さん(千年の森ふれあい館)による,ブナ補植の提案。

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2009年3月29日 (日)

シンポジウム「絶滅危惧種を守るために-保護区の指定と協働による地域づくり」

NPO徳島保全生物学研究会と徳島県自然共生室によるシンポジウム。

今年度、佐那河内村の旭が丸に希少種の保護区が設定された。その保護区を地域の資源とし、地域とともに活用していくための枠組みを考えること、また、そのための「佐那河内いきものふれあいの里ネイチャーセンター」の役割を考えることが目的。

ネイチャーセンターは県が設置している施設で、今は佐那河内村が指定管理者となっている。県の自然保護の中核施設として機能すべきなのだけれど、当の県は全然そんな気持ちを持っていないように見える。。 ネイチャーセンターのおひざ元でもある旭が丸に希少種保護区が設置されたことを機に、その目的を果たせるようになってもらいたい、というのが僕の願い。

そのためにも、保護区が地域の宝として認識されるようになっていく必要がある。

ゲストは、山門水源の森の藤本さん。2年前の希少種シンポの時にもきてもらったけれど、再度、山門での「湿原」という自然を、社会的に資源化し活用するしくみを学ばせてもらった。

小串さんの提案で、NPOで「山門水源の森」ツアーが企画されることになった。

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絶滅危惧種を守るために‐保護区の指定と協働による地域づくり‐

「徳島県希少野生生物の保護及び継承に関する条例」.この条例は県民のみなさんからの提案で,現在絶滅の恐れのある野生生物を保護することができるものです.県民から提案できる条項があるのは,全国でも徳島県と京都府だけです.このような徳島が全国に誇れる先進的な条例も活かさなくては,“もったいない!”.

シンポジウムでは,この条例を活用した県内初の保護区・旭ケ丸の取組の現状と地域資源の利活用による保全の取組を続けられている山門水源の森(滋賀県)での事例などをお話いただきます.山門水源の森は全国でもっとも有名な森のひとつです。徳島の野生生物の保護・保全についていっしょに考えましょう.

参考URL:山門水源の森

      http://www.digitalsolution.co.jp/nature/yamakado/

開催日時:3月29日13:00~16:30
場  所:徳島工業会館 2F メモリアルホール
      http://www.e.tokushima-u.ac.jp/article/0012897.html
      http://www.e.tokushima-u.ac.jp/article/0013936.html
入 場 料:無料・先着 120名
主  催:徳島県自然共生室・NPO法人徳島保全生物学研究

プログラム:

13:00~  開会の挨拶

            大西敏文(徳島県自然共生室室長)

13:05~  趣旨説明

            市原眞一(いきものふれあいの里ネイチャーセンター)

13:15~  徳島県の希少種保護条例‐「旭ヶ丸」の保護区指定に

      ついて

            中山裕美(徳島県自然共生室)

13:35~ 「旭ヶ丸」における希少種保護活動の取組みと課題

            市原眞一(いきものふれあいの里ネイチャーセンター)

14:05~ 「旭ヶ丸」を地域の宝とするために―協働の枠組みと

      ネイチャーセンターの役割

      島 博司(NPO 法人市民未来共社)

14:35~ 休憩

14:45~ 先進地の取組み紹介―山門水源の森における希少種の

      保護と協働の枠組み

      藤本秀弘(山門水源の森を次世代に伝える会 事務局長)

15:25~ 休憩

15:35~ パネルディスカッション

      藤本秀弘(山門水源の森を次世代に伝える会)
      島 博司(NPO 法人市民未来共社)
      市原眞一(いきものふれあいの里ネイチャーセンター)
      仁木龍祐(徳島県自然共生室)
      大田直友(阿南高専/NPO徳島保全生物学研究会)
      鎌田磨人(徳島大学/NPO徳島保全生物学研究会)

16:25~ まとめと閉会の挨拶
      鎌田磨人(NPO徳島保全生物学研究会理事長)

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2009年3月 1日 (日)

第2回 みなみから届ける環づくり会議シンポジウム

みなみから届ける環づくり会議シンポジウム

13時00分~16時20分,阿南市文化会館(夢ホール) 視聴覚室にて

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 岩浅嘉仁・阿南市長の挨拶 「阿南市の環境課題とその取り組み」

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 鎌田 「みなみから届ける環づくり会議の挑戦3年間の成果とこれから」

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 加藤(阿南高専) 「交通渋滞対策社会実験で得られたもの―調査背景、結果解釈、概要説明」 加藤先生が調査設計して,実験をひっぱった.

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 森岡和美(王子製紙(株)事務部副部長) 「交通渋滞対策社会実験で得られたもの―参加者の感想、苦労、今後への期待」 森岡さんの元気と行動力がみんなをひっぱってくれている.

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 流域一斉水質調査メンバー

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 橋本温(阿南高専) 「一斉水質調査で得られたもの-調査背景、結果解釈、概要説明」  橋本先生がこの調査のまとめ役.

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 梅平徹也(徳島大学工学部) 「一斉水質調査で得られたもの-調査背景、結果解釈、概要説明」

 僕たちの研究室の梅平(4年)は,卒論で流域一斉水質調査の結果をGISで解析した.彼にとってはこれが本当の卒論発表会.堂々としていて素晴らしかった.

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 小西壽久(徳島県南部総合県民局保健福祉環境部) 「一斉水質調査で得られたもの-参加者の感想、苦労、今後への期待」  小西さんは事務局として,この実験を実施的にひっぱった.実施までの間,とても苦労していた.

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 徳永博志(日亜化学工業(株)環境本部環境管理室課長) 「一斉水質調査で得られたもの-参加者の感想、苦労、今後への期待」  調査のときには,会社に窓口をつくって,一般参加の方たちの測定を手伝ってくれた.

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 パネルディスカッション.澤田さんによる絶妙の進行.僕はすっかりおまかせモード.今日までの成果を,次にどのように活かしていくか.これから次のステップを目指して模索し続けよう.

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2009年2月22日 (日)

「第2回 みなみから届ける環づくり会議シンポジウム」のご案内

水環境の大切さに「気づく」きっかけづくりとして

911名に及ぶ地域のみなさんの参加により

身近な川や水路の汚れを自分たちの手で確かめた一斉水質調査

交通渋滞解消とCO2削減を目的に

自家用車の相乗りやダウンサイジング、公共交通機関の利用

駅からのシャトルバス運行などを試みた交通渋滞対策社会実験

みなみからの挑戦は始まっています

次に必要なのはあなたの力

これからのこと、みんなで一緒に考えてみませんか

第2回「みなみから届ける環づくり会議」シンポジウム
     協働の成果、市民参加と還元

     平成21年3月1日(日)13時00分~16時20分
     阿南市文化会館(夢ホール) 視聴覚室

   司会進行 水上雅晴 NPOカイフネイチャーネットワーク理事

1 開会によせて
  阿南市の環境課題とその取り組み
     岩浅嘉仁 阿南市長
  みなみから届ける環づくり会議の挑戦3年間の成果とこれから
     鎌田磨人議長 徳島大学環境防災研究センター教授

2 交通渋滞対策社会実験で得られたもの
  調査背景、結果解釈、概要説明
     加藤研二 阿南工業高等専門学校助教
  参加者の感想、苦労、今後への期待
     森岡和美 王子製紙(株)事務部副部長

3 一斉水質調査で得られたもの
  調査背景、結果解釈、概要説明
     橋本温 阿南工業高等専門学校准教授
     梅平徹也 徳島大学工学部
  参加者の感想、苦労、今後への期待
     小西壽久 徳島県南部総合県民局保健福祉環境部主査兼係長
     徳永博志 日亜化学工業(株)環境本部環境管理室課長
  市民参加者の声
  岡川、打樋川の可能性
     大田直友 阿南工業高等専門学校助教

4 パネルディスカッション
  コメンテータ 鎌田磨人議長 徳島大学環境防災研究センター教授
  コーディネータ 澤田俊明 副議長 (有)環境とまちづくり主席研究員
  パネラー 大田直友副議長 阿南工業高等専門学校助教
         橋本温 阿南工業高等専門学校准教授
         加藤研二 阿南工業高等専門学校助教

5 閉会にあたって
  小松満男 阿南工業高等専門学校長

◆◇ 問い合わせ先 ◇◆

徳島県南部総合県民局保健福祉環境部環境担当内
「みなみから届ける環づくり会議」事務局
電話0884-28-9858
ファクシミリ0884-22-6404

パンフレットのダウンロードは→ 「2nd_wdukuri_sympo.pdf」をダウンロード

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2009年1月25日 (日)

第3回 千年の森セミナー

かみかつ里山倶楽部が指定管理者となってから、毎年実施してきている千年の森セミナー。今年は3回目。

今年は、里山倶楽部のメンバーのみならず、ボランティアで森づくりに参加してくれている方々からも発表があった。毎年、少しずつ内容が広がってきている。

セミナーの様子については、千年の森ふれあい館の原田さんがすでに紹介してくれている。

プログラムは → こちら

原田さんによる報告は → こちら

ここからは、補足的画像を。。

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↑ 澤田さん趣旨説明。たくさんの人が来てくれた会場。

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↑ 勝瀬さんによる今年度の取り組み紹介。

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↑ 武市さんによる「チェーンソーアート作品コンクール大会」の報告。

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↑ 生山会さん、そして、東亜合成さん。生山会さんは、若いメンバーの参加を促してがんばってくれてる。東亜合成さんは、組合の取り組みとして会社と交渉しながら奮闘してくれてる。

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↑ うちの研究室の花巻くん(4年)と、熱田さん(3年)。花巻くんは、植栽地でのモニタリング結果についての卒論内容を、熱田さんは学生実習で取り組んだブナ林でのモニタリング調査の結果を発表した。

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↑ 宴会。

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2008年11月 8日 (土)

トトロの社会 と アトムの社会

「カーボンオフセットプロジェクト ~止めよう!地球温暖化 次世代へ守る美しい地球」(主催:日本青年会議所建設部会 徳島ブロック建設クラブ)で,「カーボンオフセットと森づくり」について講演。

10時30分~11時30分,吉野川市上浦公民館にて。

この1週間,空いてる時間はこの準備に費やすこととなった。佐世保でのシンポジウム以降,たまった疲労からか体調も良くなくてしんどかった。。  そもそも僕にとっては荷が重い講演だったのだけど。。

話の流れは以下のような感じ。

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1.地球温暖化-現状と将来

  ・地球の平均気温の変化

  ・氷河の後退,北極海氷の縮小

  ・地球シュミレータによる将来の気温予測

  ・温暖化による影響

2.地球温暖化の原因

  ・気温の上昇と二酸化炭素濃度の上昇

  ・二酸化炭素はどこから出ているのか

3.地球温暖化対策

  ・気候変動枠組み条約,京都議定書,京都メカニズム

  ・カーボンオフセットとは

  ・カーボンオフセットの課題

  ・わたしたちにできること

4.カーボンオフセットとしての森づくり

  ・どんな木を植えればいいのか(植えればいいってもんじゃない)

  ・とくしまビオトープ・プラン

  ・森づくりからみたカーボンオフセット

5.排出シナリオによる将来の気温予測

  ・「トトロの社会」か「アトムの社会」か

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これを準備するにあたっては,以下のサイトがとても役だった。

環境科学解説「地球温暖化」  (独立行政法人 国立環境研究所)

カーボンオフセット・フォーラム

鴨島の公園に「シダレザクラを植える」というイベント前に,小・中学生,保護者の方々,近所から申し込みのあった方々に,カーボンオフセットについて講演するというもので,年齢もまちまち。小学生の子どもたちには申し訳なかったけれど,小学生の子供たちには,お母さんやお父さんから伝えてもらうということで,基本的には中学生以上,特に大人世代と主催者に向かって話をすることにした。とは言え,小学生の子供たちはとても熱心に聞いてくれて,僕からの問いかけにもきちんと答えてくれた(前半部はわかりやすかったんだと思う)。

カーボンオフセットによる森づくり。へたをすれば単なる植樹祭となり,生態系の修復からはほど遠いものになる。生態系を劣化させることさえもあり得る。この点を主催者はきちんと勉強・理解して進めていってもらいたいと思う。「シダレザクラを植える」ということに,僕自身は納得している訳ではないけれど,建設部会の皆さんにとっても初めての試み。これから勉強を重ねながら,いいものにしていきたいと思っていらっしゃるよう。

僕はその“枠組みづくり”に携わっているので,これからも様々な機会に勉強したことをお伝えし,徳島でのカーボンオフセットが生態系修復にとって真に有効なものになるよう努力したいと思っている。

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2008年11月 3日 (月)

「国民参加の森づくり」シンポジウム

来年,長崎県で行われる育樹際に先立って,「国民参加の森づくり」シンポジウムが佐世保で開催された.

「森は海の恋人」というキャッチフレーズで,漁民による森づくりのムーブメントを引き起こした畠山さん,こうした動きに触発されて「森里海連関学」を提唱して京都大学にそれを冠する講座を立ち上げた田中先生,佐世保で市民による森づくり活動をプロモートしてきている神山さん,そして,世界各地での花粉分析をとおして森と文明の盛衰とを関連づけた環境史・文明論を構築された安田先生らと,パネラーとして同席させてもらった.

安田先生は,僕が広島大学の学生だったときにお世話になった方でもあり,25年ぶりくらいにお会いした.「環境考古学事始」(NHKブックス)をはじめとして,安田先生が著した本は僕にかなりの影響を与えているので,久々にお会いし,話をお聞ききすることをとても楽しみにしていた.

魚と米を食う文化と羊や牛の肉を食う文化,そしてその森と文明の持続性の違い.よどみないまっすぐな話しぶり.発想の柔軟さと大きさ.人をひきつけて動かすのは,こういう信念と哲学をもった人なんだなあと感心させられた.

●基調講演
  鉄がつなぐ森と海--漁師の植樹20年
  畠山 重篤 氏(牡蠣の森を慕う会代表)

●基調報告
 森里海連環学--海と森のつながりはどこまでわかったか
    田中    克 氏(サバ大学ボルネオ海洋研究所客員教授)
 地域の森を育てる--恵まれた環境を子供たちのために
    神山 秀美 氏(100年の森構想実行委員会代表)  
 地域を見すえて--“千年の森づくり”の経験から
    鎌田 磨人 氏(徳島大学大学院教授)
 森と川と海 循環文明の世紀へ
   安田 喜憲 氏(国際日本文化研究センター教授)

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◆ 夜,博多にもどり伊東啓太郎さんと夕食.楽しい会話とワイン.

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